2012年5月16日水曜日
独立行政法人の見直し後には、徹底した「事業仕分け」の導入を (1)
丸の内北口通信(3) 2007年8月28日
-見直し後の経営能力ある経営(だれが何をやるか)が肝要-
1.どんどん進む独立行政法人の見直し
(1)政府の行財政改革推進本部は、経済財政諮問会議の民間議員からの提案「独立行政法人のゼロベースでの見直しを(2007年5月9日提出)」を踏まえての「骨太方針2007(6月19日閣議決定)」に基づき、
「行政減量・効率化有識者会議」を発足させ、独立行政法人全101法人の整理合理化計画策定に向け検討。
(2)有識者会議は、8月10日に「独立行政法人整理合理化計画の策定に係わる基本方針」を取りまとめ、閣議決定された。
(3)①8月末までに、各主務大臣が独立行政法人整理合理化案を提出
②9月以降、有識者会議と関連会議において議論
③12月下旬に、政府は、「独立行政法人整理合理化計画」を決定
の予定だ。
2.独立行政法人の見直し後には、徹底した「事業仕分け」の導入を
(1)「見直し」も大事だが、「見直し」後に納税者の視点でどこまで徹底した改革を行うかを、今回の改革では忘れてはならないと確信する。
(2)私は、「見直し後」つまり「合理化計画」を政府が決定した直後から、具体的には2008年1月から、所謂(いわゆる)「事業仕分け」の手法で各独立行政法人の全業務を詳細に「仕分け」ることを提言したい。
(3)「有識者会議」や「関連会議」では、独立行政法人版の「事業仕分け」の具体的手法を本年中に議論し、「事業仕分け」の指針を予め明示。
「見直し後の独立行政法人の評価項目」の中に、予め明示すべきと考える。
(4)「事業仕分け」を、独立行政法人に応用して考える。
①まずは、その事業が必要かどうかを判断し、不要であれば廃止。
必要である場合は、民間企業ができるものであれば、すべて民間企業に委ねる。
つまり、事業を開放する。既得権益化しない。
②見直し後の各々の独立行政法人のすべての業務を、「市場化テスト」つまり「官民競争入札」の対象とすることも考えられる。
③民間に委ねるべき業務でないものでも、他の自治体等も含む公的機関や独立行政法人が行った方が効率性が高いものは、そちらに委ねる。
(5)「事業仕分け」には、外部の「目利き能力」のある「仕分け協力グループ」の存在が不可欠である。
経済同友会などの経済団体や弁護士、税理士、公認会計士、コンサルタントなどの専門家の業界団体、ニュービジネス協議会や全国社外取締役ネットワーク、
日本評価学会、経済学や経営学関係の各学会などにも呼びかけ、「事業仕分け」協力者グループを予め組織化しておくことも必要だ。
2012年5月12日土曜日
学社(学校と社会)融合を目指して -千葉県習志野市立鷺沼小学校から学ぶ-(2)
5.学社(学校と社会)融合の大きな成果
(1)このような活動が継続されてくると
①教育内容が充実し、子どもの学校生活が豊かになる。
②大人の喜びになり、地域活動が積極的になる。
③コミュニケーションの幅が広がり、人間関係作りの能力が育成できる。
*今の充実とこれからの育成に意義がある。
(2)このように、学校と地域の融合は、学校開放という視点だけでなく、人と人との結びつきによる「教育の充 実」と「街づくり」の視点で考えられる。
①地域にいる多様な能力を持つ大人と子どもが結びついての街づくりとなっていけば、どのようなことでも推進できる。
②自分の住む街をよりよくしたいという願いは、すべての人が持っているから。
③その中核に、子どもがいる。
6.「できる人が、できる時に」「無理なく」「楽しく」、これが連続していける学社(学校と社会)融合の秘訣
(1)活動を共にした子どもを知っている大人が地域にいるので
①成長して、中・高校生になったあとも
②放課後や休日にも 地域の人が子どもを見守ってくれる。
(2)教師には、その地域からの転勤があるが、地域の多くの人は転居しない。
(3)コミュニケィスクールは年間200日×8時間だが、スクールコミュニティは年間365日×24時間。
①教育内容が充実し、街づくりが推進され、子どもは元気になる。
②子どもが、自分の家族以外に信頼できる大人や家族が地域にいること。
③親もまた、地域の家族に目を向けられるように。
7.原風景が人間形成に及ぼす影響は大である
以上の内容は、宮崎稔大妻女子大学非常勤講師、前鷺沼小学校校長からお伺いしたものである。(文責、明夫)
実質上財政破綻している中で、高額な税金を使って建設した学校設備が、少子化のため児童・生徒数が減少して十分に使われない状況にある。
社会に開放して、公共財の有効活用を図るべきである。
また、学校教育の抱える問題が多岐・複雑で、学校だけでは解決不可能な場合も多い。
この学社融合の取り組みは、検討に値すると確信する。
2012年5月8日火曜日
学社(学校と社会)融合を目指して -千葉県習志野市立鷺沼小学校から学ぶ-(1)
鷺沼小では、朝9時から夜9時まで土、日も学校の空教室の民間開放をすすめている。
1.授業以外でも、地域の人による子どもとの交流がある。
(1)「学校という聖域」で大人と子どもが活動する学社融合は、世代間交流による街づくりそのもの。ここに、地域再生・教育改革の鍵がある。
(2)技術を持たない人でも自由に参加できるので、若い父親や母親が子どもと共に参加して、高齢の人と共に活動する。
(3)例えば、鷺沼小の「おやじの会」によるヤキイモ会では、廃材を切ったり薪割りをするところから始まる。子どもたちは、6年生になるまで「まさかり」は使わせてもらえない。これは、鷺沼小の「おやじの会」の厳しい約束だ。
2.鷺沼小の授業事例
(1)技術を持っている人は、生き甲斐(がい)を持って小学校の学社融合活動に参加する。
①高齢者の生き甲斐は、人々への役立ち感を持ちながら生き続けること。街で子どもたちに出会ったときに、声を掛けられたりすると無上の喜びとなる。
②高齢者は、「技術がある」「時間がある」「子どもの学びのペースで待つことができる」。
(2)高齢者は、経験がある。
①それを語れる場があることで、役立ち感となる。
②戦争体験の語り授業。今は病気療養中だが、枕元には子どもからの感想文がある。「来年も6年生に語れるように、元気にならなくちゃ!」と療養に励んでいる。
(3)授業は、学校生活で一番重要なもの。
①校長も、率先して授業研究を行うとよい。
②担任以外の大人が日常的に教室に来るという雰囲気が当たり前になる一方で、授業を大切にする校内の緊張感が高まる。
③ボランティアによる放課後の授業も。「陶芸」は、大人も楽しみ。
④無理のない範囲で子どもとの触れ合いが活発に行われることは、地域で共に生活する大人(特に高齢者)にとって喜びとなる。
3.安全を守る
(1)日常的な活動の積み上げを通して、学校からの「子どもを守ろう」という呼びかけにも、地域はすぐに反応する。
(2)自分の孫が通う学校、自分の子どもが通った学校は、「おらが街の学校」そのものだからだ。
4.街づくりのための「人材」についての3つの考え
(1)学校へ来てくれる、能力ある大人。
-学校へ来てくれること自体が、能力と考える-
(人材バンクとして固定するのではない)
(2)ただ学校で子どもと共に過ごす大人
-大人の後ろ姿を、子どもに見せたい-
(3)子どもこそ「人材」ということが、街づくりの過程でわかってきた
*子どもの安全に関する参加は、街づくりの意識を形成するのに取り掛かりやすい
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