2012年7月13日金曜日

「勉強とは何か」を考える(2)

---続き

(6)年齢に応じて「よく生きる」ために勉強することも大切です。


①参考になるのが、孔子の教えを書き伝えた「論語」の「為政第二」。

「子日わく、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑(まど)わず。

五十にして天命を知る。

六十にして耳順(したが)う。

七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず」

(通釈)孔子が言った。私は十五歳で学問に志し、三十歳で、思想も、見識も確立した。

四十歳で心の惑いもなくなり、五十歳で、天から与えられた使命を自覚した。

六十歳で、何を聞いても耳にさからうことがなくなり、七十歳になると、自分の欲望のまゝに振舞っても、その行動が道徳からはずれることはなかった。

*須永美知夫著「論語抄」(第3版)足利市教育委員会(史跡足利学校事務所)、平成15年9月1日発行、9~10ページより引用。

②15歳までにする勉強、30歳までにする勉強、40歳までにする勉強、50歳までにする勉強、60歳までにする勉強、70歳までにする勉強の内容が充実していてはじめて、孔子の言う状態になります。

そのためには、

ア15歳までに「学問に志す」だけの勉強をすること。

イ30歳代までに「思想や見識を確立する」だけの勉強をすること。

ウ40歳代までに「心の惑いがなくなる」だけの勉強をすること。

エ50歳代までに「天から与えられた使命を自覚する」だけの勉強をすること。

オ60歳代までに「何を聞いても耳にさからうことのない」だけの勉強をすること。

カ70歳代までに「自分の欲望のままに振舞っても、その行動が道徳からはずれることがない」だけの勉強をすること。

(7)私は、「びょうぶ型人生」を目指して勉強することも、「よく」生きるためには大切かと考えます。

①「びょうぶ型人生」とは、人生のびょうぶを何枚かに設定して、そのびょうぶをしっかり立て、「よく」生きるために勉強するものです。

②例えば、1枚目は「仕事」、2枚目は「趣味」のスポーツ、3枚目は「ボランティア活動」、4枚目は「執筆活動」というように、1つ1つのびょうぶはそれぞれの「勉強」を積み重ねてはじめて充実する。

1つ1つのびょうぶの内容は異なるものだが、同一人物がやるものなので、高さや、厚みを調整するというバランスも必要。

Q:林さんは何のために勉強しているのですか。

A:私ですか。

私は、私に与えられた「社会的使命(mission、 ミッション)」を少しでも全うするため、果たすために勉強しています。

---続く

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