2012年7月6日金曜日

「勉強とは何か」を考える

《1.何のために勉強されていますか。》


Q:人は何のために勉強していると考えますか。

A:(林明夫:以下省略)よく生きるためだと私は考えます。

(1)「人は皆『よく』生きようとしています。人間は人間である限り、いつでも、どこでも、だれでも、どういうことがあっても、一人ひとりが例外なく、それぞれに『よく』生きようとしているのです。」

*村井実著「みんなに伝えたい教育問答」東洋館出版社、2007年7月20日刊、6~8ページより引用。

人はよく生きるために勉強するのだと私は考えます。

(2)人はよく生きるために仕事をします。

「人は何のために働くか」といえば、「生活できるだけの収入を得るため」と「仕事を通して自己実現するため」と私は考えます。

このような仕事のことを「ディーセント・ワーク(Decent Work、 ちゃんとした仕事、きちんとした仕事、適正な仕事)」と言うのだと私は考えます。

この「ディーセント・ワーク」に就くためには、「勉強」して「雇われる能力(employability エンプロイアビリティ)」を身に付ける必要があります。

(3)「雇われる能力(エンプロイアビリティ)」には、レベルに応じて4段階あります。

①経営者(トップマネジメント)としての雇われる能力(エンプロイアビリティ)

②中堅幹部(ミドルマネジメント)としての雇われる能力(エンプロイアビリティ)

③現場の管理者(ロワーマネジメント)としての雇われる能力(エンプロイアビリティ)

④一般社員としての雇われる能力(エンプロイアビリティ)

1つ1つの段階の「雇われる能力(エンプロイアビリティ)」を身に付け、「ディーセント・ワーク」をめざして、人は「勉強」し続ける必要があります。

(4)この「雇われる能力」は「強化」し続ける必要があります。

「能力強化」を英語では「empowerment(エンパワーメント)」と言いますが、このempowermentには、もう一つ「権限委譲」という意味があります。

つまり、「能力強化」されてはじめて「権限委譲」がなされるということです。

「能力強化」が果たされなければ「権限委譲」はないということを、この「empowerment(エンパワーメント)」ということばは教えてくれています。

そのために「勉強が必要」なのだと考えます。

(5)「トップマネジメントとしての雇われる能力(エンプロイアビリティ)」にも、いくつかの段階があります。

①大会社のトップとしてのマネジメント

②中会社のトップとしてのマネジメント

③小会社のトップとしてのマネジメント

④零細会社のトップとしてのマネジメント

零細から小へ、小から中へ、中から大へと会社の規模が変わる毎に、それなりの勉強が求められます。
 
(零細会社はセスナ、小会社は中型飛行機、中会社はジャンボジェット機、大会社はロケットなど、乗り物により求められる免許状や飛行技術が全く異なるのと同様に、会社の規模によりトップマネジメントとして雇用される能力(エンプロイアビリティ)が異なり、その都度「勉強」をし直す必要があります。)
 
---続く

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