2012年12月19日水曜日

新卒就職採用問題の適正化に関する意見

(1)大学だけではなく、短期大学、専門学校、大学院修士課程の学生までが、卒業の1 年半前から会社説明会などのために授業を欠席する状況は、大学等の教育機関の本来の機能を著しく阻害するものと考える。

(2)会社説明会に参加しない学生には採用試験の受験の機会を与えない企業も多いと聞き及ぶが、大問題である。

(3)採用試験を受験する前に、コンピュータを通じてエントリーシート(申し込み書)の提出を求める企業も多い。

企業により書式や回答内容も異なり、作成に1 時間以上要する場合が多いと聞き及ぶ。

多い学生は100 社以上の企業に対してエントリーシートの提出を行うようだが、これに会社説明会への参加が加われば、卒業1 年半前から内定取得までの半年以上の期間は就職活動に忙殺され、大学生等の本来の学業を著しく妨げる原因となっている。

(4)これらに加えて、コンピュータによる基礎能力測定の試験(いわゆるSPI)を課す企業が1 万社近くあり、その準備のために大学等に入学すると同時に特別なプログラムを学ぶ学生も多い。

(5)TOEIC のスコアを求める企業も多いため、多くの大学等では英語の授業としてTOEIC の対策も行っているようだ。

(6)自分で考える力のある学生の育成を企業が大学等に望んでおきながら、このような形で大学教育を大きく阻害している採用活動の現状を放置することは、CSR 上許されるものではない。

(7)企業としてやってよいこと、よくないことを、経済同友会ではこの際徹底的に議論し、具体的な行動を起こすことを提案したい。

p.s
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2012年12月10日月曜日

サービス産業としての生産性向上に向けて

1.はじめに


我々の業界である学習塾をはじめとするサービス産業は、その必要性・需要はあるものの、製造業と比べあまりにもバラツキが多く、その結果極めて生産性が低いところが多い。

我が社もその例外ではない。

そこで、サービス産業としての生産性向上のための取り組みを今後本格的に行いたい。

2.TQM(総合的品質経営)のサービス産業への導入

栃木県内の製造業ではあたりまえの次のTQM の取り組みを一から学び、できるところからすすめることが今年の目標だ。

(1)5S

(2)基礎教育

(3)標準化

(4)日常的方針管理

(5)戦略的方針管理

(6)統計的手法の活用

(7)シックスシグマ

(8)デミング賞

(9)TQM

(10)日本経営品質賞

3.おわりに

(1)あきらめたらおしまい。遠く宇宙から7 年がかりで帰ってきたハヤブサのように、粘り強く、執念をもって企業経営にあたりたい。

(2)生産性の向上により地域の労働参加率(就業率)を少しでも向上させたい。

(3)栃木県経済同友会には、超円高、大消費不況、国際化の中で10 年後の栃木県の発展を見据えた積極的な活動を期待したい。

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