2012年5月12日土曜日
学社(学校と社会)融合を目指して -千葉県習志野市立鷺沼小学校から学ぶ-(2)
5.学社(学校と社会)融合の大きな成果
(1)このような活動が継続されてくると
①教育内容が充実し、子どもの学校生活が豊かになる。
②大人の喜びになり、地域活動が積極的になる。
③コミュニケーションの幅が広がり、人間関係作りの能力が育成できる。
*今の充実とこれからの育成に意義がある。
(2)このように、学校と地域の融合は、学校開放という視点だけでなく、人と人との結びつきによる「教育の充 実」と「街づくり」の視点で考えられる。
①地域にいる多様な能力を持つ大人と子どもが結びついての街づくりとなっていけば、どのようなことでも推進できる。
②自分の住む街をよりよくしたいという願いは、すべての人が持っているから。
③その中核に、子どもがいる。
6.「できる人が、できる時に」「無理なく」「楽しく」、これが連続していける学社(学校と社会)融合の秘訣
(1)活動を共にした子どもを知っている大人が地域にいるので
①成長して、中・高校生になったあとも
②放課後や休日にも 地域の人が子どもを見守ってくれる。
(2)教師には、その地域からの転勤があるが、地域の多くの人は転居しない。
(3)コミュニケィスクールは年間200日×8時間だが、スクールコミュニティは年間365日×24時間。
①教育内容が充実し、街づくりが推進され、子どもは元気になる。
②子どもが、自分の家族以外に信頼できる大人や家族が地域にいること。
③親もまた、地域の家族に目を向けられるように。
7.原風景が人間形成に及ぼす影響は大である
以上の内容は、宮崎稔大妻女子大学非常勤講師、前鷺沼小学校校長からお伺いしたものである。(文責、明夫)
実質上財政破綻している中で、高額な税金を使って建設した学校設備が、少子化のため児童・生徒数が減少して十分に使われない状況にある。
社会に開放して、公共財の有効活用を図るべきである。
また、学校教育の抱える問題が多岐・複雑で、学校だけでは解決不可能な場合も多い。
この学社融合の取り組みは、検討に値すると確信する。
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